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ふくしまマイスター 第2回「だるまマイスター」

ふくしまマイスター

マイスター特集 第2回

「渡辺だるま」 渡辺 半次郎(わたなべはんじろう)さん

渡辺だるま店
文政6年(1823年)も横町絵図に旧奥州街道沿いの横町で、渡辺家の祖先である「瓦作 金七」「瓦作 半五右衛門」の名前が見え、瓦作りとともにだるまの製作もあわせて行っていたものと考えられる。現当主で初代金七より13代目。

13代目 渡辺半次郎
6歳のころから家業である【だるま】製作の手伝いを始め、大学を卒業後本格的にはじめる。2年前に代々続く『渡辺半次郎』を襲名。

※写真①

※写真②

―簡単な作業工程を教えて下さい

だるまは、型を作って紙を張って、色を塗って、顔を書いて完成。一貫生産でやってるところもうちだけじゃないかな。型もね、だいたいが木型だけど、うちは土型。

―土型って珍しいですよね?

もともとうちは瓦屋だったの。作った事もない木型をつくるより、できる事を応用して土型っていうものをつくったんだね。
昔の土型も残ってるよ(写真①)。あと、100年前のだるまも神棚に飾ってある(写真②)。

―書くのは何でも得意?

いやーそうでもねぇよ。絵心ないし。絵心あった人なんて、うちにいんのかな?だるまは絵心よりも習字とかのスピード感というか、思い切りのよさというか、そっちの方が大事。やっぱ、子どものころから見てたり預けられてっとそう(描けるように)なっちまうんだなぁ。

―そうなんですね。

うちは代々爺さんから教えられんだけど(俺は爺さん。うちの親父は曾爺さんね)、なんでそんなことやってんだっぺなって思ったら、直接親父から教わっちゃうと変わっちゃうみたい。やっぱり自分の書きやすいようにとか自分のやり方みたいなのが出てきちゃうんだわ。

―それを防ぐために?

そう。親父が2年前になくなったから、息子たちには俺が教えるしかないんだけどね。よく親父にも【たまに原点を見ろ】とか【仏様に線香あげいくとき、ちょっと見てみろ】って神棚に飾ってある昔のだるま見せられたり。変わるっていうのが、一番困るみたい。

―一番印象に残ってる言葉ってなんですか?

なんか、やりたくないような感じで書いてっと【お前、これいくのは1人に1個なんだかんな。やっちゃくねーような顔で書くと、やっちゃくねーようなやつがいっちまうんだから。だからまじめに1個ずつ気持ち入れて書け!!】って。それは爺ちゃんに言われたんだ。

―いくつぐらいの時ですか?

俺まだアレだー。20歳かそれぐらいで帰省したときに。『あーやっちくねーなぁー』って顔に出てたんだね(笑) やっぱり、その都度その都度言われた事は残ってる。例えば、『毎日こんなこと(だるま)やってていいのかよー』って言えば、【黙って書け!!】って言われた事もある(笑) 親父とは結構ぶつかってたし。仕事だってみんな全部がそうでしょ。「そうじゃねぇ。あぁじゃねぇ。」って自分で考えて、ぶつかって。

―今後のことを教えてください

作業場とか倉庫とかみんなキレイに直す予定。親父からも【この建物は絶対壊すな】って言われてきた。白河市の歴史的風致形成建造物に指定されてるんだけどね。親父たちが残してくれた建物があんだから、ここをきれいにして人が来るようにして、そこで自分らが書いたやつを自由に売れれば、また残っていける仕事になるかなって。

白河だるまは広めるっていうより、
守っていきたいから。

【編集後記】

取材中、突然渡辺社長が「あぶないっ!」。びっくりして振り返ると、従業員さんが足を滑らせたようで、その瞬間を見ていた社長は思わず声を上げたようでした。

「大丈夫?熱かったでしょ?」と声をかけている姿をみて、従業員さんや家族を思いやる気持ちというのはずっと昔からそこにあって、社長はその思いを形にしようとされているのかもしれないと。職場環境についてお話されていたときに、【従業員も家族みたいなもんなんだわ】と言っていた社長の言葉が頭をよぎりました。

ここには書ききれなかった社長の思いやお父様・おじい様の言葉もたくさん聞かせていただきました。そしてこれからも技術の伝承だけでなく、その思いや言葉も後世に残っていくのだろうなと感じた時間でした。

■だるまの販売・体験はコチラ

店 名 渡辺だるま屋
住 所 白河市中町65
営業時間 12月~3月10:00~17:30
2月~11月9:00~18:00
定休日 毎週水曜日
TEL 0248-23-3978
FAX 0248-27-0888
URL http://shirakawa.welcome-fukushima.com/co/watanabe-daruma/

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